しんわ苑における新型コロナウィルス感染症発生について

令和3年1月28日

 日頃より当苑の運営にご協力いただいておりますことに深くお礼申し上げます。

 当苑で発生しました新型コロナウィルス感染について皆様にご報告いたします。

 令和3年1月24日、当施設において2名の発熱者に対し、新型コロナウィルス感染症のPCR検査を実施したところ、同26日に2名の陽性が判明いたしました。また、同日他院で検査中であった職員1名の陽性も確認しております。このため、27日当苑全入所者・全職員にPCR検査を実施したところ、職員5名、入所者27名の陽性が判明しました。職員は全て入所職員・入所者は全て2階の入所者であったため、2階入所部門での感染があったと考えております。1月27日・28日に保健所の調査及び指導を受け、現在対応しているところであります。

 ご利用者様及びご家族様には、大変ご心配とご不安をおかけしておりますことを申し訳なく思っており、深くお詫びいたします。 

 全職員挙げて感染拡大防止に尽力いたします。終息までにお時間を要するとは存じますが、可能な限り情報発信に努めますので、よろしくお願いいたします。

  経過

  (入所者)

  1月23日入所者1名37.8℃の発熱あり、居室内カーテン隔離。

  1月24日日中36℃台で推移、居室内カーテン隔離もしばしば離室。

  1月25日37.4℃と再発熱したため、新型コロナウィルス感染症相談センターに相談。PCR検査実施。

      同日37.7℃の発熱を呈した他の入所者1名も併せてPCR検査を実施。

  1月26日PCR陽性判明。

  1月27日職員全員検査実施。職員5名、入所者27名の陽性判明。

  (職員)

  1月22日出勤。

  1月23日37.6℃発熱、嘔気・下痢出現。

  1月25日37.2℃にてPCR検査実施。

  1月27日PCR検査陽性。

  (1月23日以降の出勤はない)

      介護老人保健施設しんわ苑 施設長 後藤晶子

クリスマス忘年会

12月23日24日に、通所デイケアにてクリスマス忘年会を実施いたしました。食事は屋台を作り、握り寿司の実演をし、皆さんおいしく頂いていました。

お昼からは、スタッフによる出し物がありました。

まずはジェスチャーゲームで正解した方には景品を出しました。

次にスタッフによるマジック

最後はもりあげ隊で、ダンスを披露して皆さんに元気のお裾分けをしています。

あけましておめでとうございます。

皆様、明けましておめでとうございます。しんわ苑施設長の後藤晶子です。

昨年から続く感染症対応で、落ち着かない日々とは存じますが、新たな一年を迎えることができた喜びを皆様と分かち合えたらと考えております。

現在も全世界で新型コロナウィルス感染症対応を余儀なくされております。地域の健康を支えていただいております病院・診療所をはじめとする医療機関の皆様、保健所をはじめとする行政の皆様に、感謝と、健康を心よりお祈り申し上げます。

新たな一年の初めに、少し私個人のことをお話しさせていただきます。

私の故郷は、熊本県の人吉市です。小学生の頃は、球磨川に架かる橋を渡っての登校。球磨川下りの発着場は遊び場の一つでした。現在も、実家に80代の両親が二人で暮らしています。

昨年7月の豪雨災害でその球磨川が氾濫しました、幸いにも実家は浸水を免れましたが、近くまで水は来たようでした。すぐにでも駆け付けたい気持ちを妨げたのは、ほかでもない、新型コロナウィルス感染症の福岡における拡大傾向でした。7月の三連休、ギリギリまで考え、母の「万が一のことがあって、こっち(人吉)にも、あんた(しんわ苑)にも迷惑をかけたらいかんけん」の言葉に甘えさせてもらうこととしました。

そして帰省しないまま、新しい年を迎えています。いつ会いに行けるのか、まだ見通しが立たない状況にありますが、「コロナが落ち着いたら」を合言葉に、電話や手紙で(父とはLINEも)、互いの無事を確認しています。

決して健康とはいえない両親のことを想うと、心が痛くなりますが、これは、現在、ご家族と自由に会えないしんわ苑に入所されている利用者さんと、そのご家族の心の痛みだと捉えています。自分にできることは、親にできない分の孝行を、しんわ苑の利用者さんに尽くすことであり、利用者さんのご家族の分まで心を配っていくことだと(とてもご家族にはかないませんが)、考えております。

どうか、いつか「感染症が落ち着いて」、また再び開かれた施設に戻る日まで、私も、皆様も健康を保ち続けることを、切に祈りつつ、新年の挨拶とさせていただきます。

             2021年 元旦